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2012年6月15日金曜日

甲冑飾りの着付け(よろい・かぶと体験)

戦国武将が身に着けた甲冑の着方


【甲冑】(かっちゅう)
戦いのとき身を守るために着用する武具。胴体を覆う甲(よろい)と、頭にかぶる冑(かぶと)。

伊達政宗モデル・甲冑
伊達政宗モデル・甲冑
鎧櫃の上に鎧立てを置いています。
【鎧櫃】(よろいびつ)
鎧を入れておくふた付きの箱。具足櫃。

伊達政宗モデル甲冑(鎧兜)の着付け順序


1. 臑当をつける

右足用、左足用がある。上の波線の低い方が内側、高いほうが外側になる。
紐は一周させて前で結ぶ。
伊達政宗モデル・臑当
伊達政宗モデル・臑当
 【脛当て・臑当て】(すねあて)
武具の小具足(こぐそく)の一。打物(うちもの)の類で薙ぎ払われることを防ぐためにすねを覆い保護するもの。鉄や革で作る。

2. 佩楯をつける

腰紐の一方を佩楯の下、もう一方を上に回して、紐を前で結ぶ。
太ももの後ろ側で紐を結ぶ。
伊達政宗モデル・佩楯
伊達政宗モデル・佩楯
【佩楯・脛楯・膝甲】(はいだて)
「はきだて」の転。
鎧(よろい)の付属具。小札(こざね)や鉄・革の小片、鎖などを綴じ付けた布地で、腰から左右の大腿部に下げ、草摺(くさずり)の下端からひざ頭までを護るもの。ひざよろい。

3. 籠手をつける

左籠手から先に身に着ける。
紐は脇の下で結ぶ。
次に右籠手を着ける。
伊達政宗モデル・籠手
伊達政宗モデル・籠手

【籠手・小手・篭手】(こて)
鎧(よろい)の付属具で、肩先から腕を覆うもの。袋状の布地に鉄金具や鎖をとじつけてある。
着装の順番:先に左の籠手を付け、次に右の籠手を付ける。

4. 胴をつける

肩の鞐(こはぜ)を留める。
脇の紐を結ぶ。
伊達政宗モデル・胴
伊達政宗モデル・胴

【胴】(どう)
鎧(よろい)または剣道の防具で、胸部と腹部とを覆う部分。

5. 袖をつける

伊達政宗モデル・袖
伊達政宗モデル・袖

【鎧袖】(がいしゅう)
よろいのそで。


6. 刀帯を結ぶ

帯は上から下、下から上へ通して留める。
伊達政宗モデル・刀帯
伊達政宗モデル・刀帯

【刀帯】(かたなおび)
剣をさげるのに用いる。帯刀する為の腰紐。

7. 面頬をつける

面頬の位置は紐で調節する。
※よろい・かぶと体験の場合は省略
【面頬・面布・面方】(めんぽお)
武具の一つで、顔面保護の防御具。目の下頬当て・頬当ての類をいう。

8. 甲をかぶせる

長い紐を顎の下で一度結う。
紐を耳のところにある輪に通す。
唇の下の顎のところで紐を結び整える。
顎紐の結び方は蝶結びで構わない。
伊達政宗モデル・甲
伊達政宗モデル・甲

【兜・冑・甲】(かぶと)
武将が頭部を防護するためにかぶった武具。頭を入れるところを鉢(はち)、その下に垂れて頸部(けいぶ)を覆う部分を錏(しころ)といい、鉄や革などで作る。


山本勘助モデル甲冑(鎧兜)の着付け


山本勘助モデル・甲冑
山本勘助モデル・甲冑


1. 臑当をつける

右左がある、革のある方が内側になる。

2. 佩楯をつける

腰紐を佩楯の裂け目に通し、佩楯の下で結ぶ。
太ももの後ろ側で紐を結ぶ。

※以降は伊達政宗モデルと同様


一橋茂栄モデル甲冑(鎧兜)


一橋茂栄モデル・甲冑
一橋茂栄モデル・甲冑

ミニチュアの重さは、10kg位です。

【一橋 茂栄】(ひとつばし もちはる)
高須藩第10代藩主・松平義建の五男。
徳川 茂徳(とくがわ もちなが)、松平 義比(よしちか)、徳川 茂徳、玄同(はるあつ)などの名乗りがある。
一橋徳川家第10代当主、尾張藩第15代藩主、幕末の高須藩第11代藩主。
一橋徳川家・系図
一橋徳川家・系図

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