まがたま【曲玉/勾玉】
コンマ形に湾曲した弥生・古墳時代の装飾用の玉。
丸い部分の貫通孔にひもを通して首飾りとした。
瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶・琥珀(こはく)・ガラスなどで作った。
獣類の歯牙に孔(あな)をあけたものに起源をもつといわれ、縄文時代にも不整形のものがある。
「古事記」には勾玉、「日本書紀」には曲玉が用いられているが、一般には勾玉の字を使用している。
「古事記」・・・712年、奈良時代の歴史書
「日本書紀」・・・720年、奈良時代の歴史書
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勾玉作りセット |
ヒスイやメノウは硬い石なので、昔は、穴をあけるだけでも大変だったそうです。
1つの勾玉を作るのに掛かった時間は、半年から1年。 早くても3ヶ月。
『勾玉作り』で使う石は高麗石という柔らかい石なので、早く作れます。
目安の時間は1時間30分くらい。
滑石(ろう石)は柔らかくて加工しやすいけど、落とすと壊れるから気を付けて!
と言われました。
勾玉作りセット内容 |
『勾玉作りセット』に入っているのは
- 勾玉用高麗石(穴あき)
- サンドペーパー粗目(#60)
- サンドペーパー細目(#240)
- 耐水ペーパー(#1000)
- ひも
■ 鉛筆 (石に形を描く、湾曲部分を削る時に使う)
■ マスク (削った粉を吸い込まないように)
■ ビニール袋 (粉が出るので、袋の中で削る為)
☆ 粉が服に付くかもしれないので、汚れても良い服装で作業する。
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勾玉の作り方 |
勾玉の作り方
- 石に鉛筆で形を描く。
- サンドペーパー粗目(#60)を使って不要な部分を削る。
粉が出るので、新聞紙を敷いてビニール袋の中に石を入れて、ビニール袋の中で削る。
サンドペーパーがヨレヨレになるまで使う。 - サンドペーパー粗目(#60)を使って湾曲部分の凹みを作る。
鉛筆の上にサンドペーパーを置き、石を擦り付けて削る。 - サンドペーパー粗目(#60)を使って凹みの角を削って丸みをつける。
- サンドペーパー粗目(#60)を使って石の中心が、こんもり丸くなるように削る。
中心は削り過ぎないように軽い力で、石を回しながら、端の部分は力を入れて、ぐりぐりネジを回すように削る。
ここまでの作業が約1時間。
サンドペーパー粗目(#60)はボロボロ。 - サンドペーパー細目(#240)を使って、石表面の細かい傷を削って整える。
(#240)では形は変わらない。
整える作業が約10分。 - 耐水ペーパー(#1000)を使って磨く。
ペーパーを水につけて、のの字を描くようにして石を磨いて光沢を出す。
水につけながら磨く作業を繰り返して、約10分 - 紐を通せば完成。
1時間30分サンドペーパーで削り続けて、手が疲れた。
昔の人は、長い時間をかけて硬い石を削って磨いて、
労力使ってるな~
根気が有るな~
凄いな~
・・・よく見ると曲がり方が足りない。
もっと削りたい。
完成形を目指したらキリが無いかも。
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勾玉作り完成 |
初めての『勾玉作り』体験でした。
削り続けるのは少し大変だったけど、楽しかった。
また作ってみたいな。
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