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2011年7月21日木曜日

勾玉作り

古墳時代の宝物・勾玉を作りました。

まがたま【曲玉/勾玉】
コンマ形に湾曲した弥生・古墳時代の装飾用の玉。
丸い部分の貫通孔にひもを通して首飾りとした。
瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶・琥珀(こはく)・ガラスなどで作った。
獣類の歯牙に孔(あな)をあけたものに起源をもつといわれ、縄文時代にも不整形のものがある。

「古事記」には勾玉、「日本書紀」には曲玉が用いられているが、一般には勾玉の字を使用している。

「古事記」・・・712年、奈良時代の歴史書
「日本書紀」・・・720年、奈良時代の歴史書

勾玉作りセット

ヒスイやメノウは硬い石なので、昔は、穴をあけるだけでも大変だったそうです。
1つの勾玉を作るのに掛かった時間は、半年から1年。 早くても3ヶ月。

『勾玉作り』で使う石は高麗石という柔らかい石なので、早く作れます。
目安の時間は1時間30分くらい。

滑石(ろう石)は柔らかくて加工しやすいけど、落とすと壊れるから気を付けて!
と言われました。

勾玉作りセット内容

 『勾玉作りセット』に入っているのは
  • 勾玉用高麗石(穴あき)
  • サンドペーパー粗目(#60)
  • サンドペーパー細目(#240)
  • 耐水ペーパー(#1000)
  • ひも
自分で用意する物は
■ 鉛筆 (石に形を描く、湾曲部分を削る時に使う)
■ マスク (削った粉を吸い込まないように)
■ ビニール袋 (粉が出るので、袋の中で削る為)

☆ 粉が服に付くかもしれないので、汚れても良い服装で作業する。

勾玉の作り方

勾玉の作り方
  1. 石に鉛筆で形を描く。
  2. サンドペーパー粗目(#60)を使って不要な部分を削る。
    粉が出るので、新聞紙を敷いてビニール袋の中に石を入れて、ビニール袋の中で削る。
    サンドペーパーがヨレヨレになるまで使う。
  3. サンドペーパー粗目(#60)を使って湾曲部分の凹みを作る。
    鉛筆の上にサンドペーパーを置き、石を擦り付けて削る。
  4. サンドペーパー粗目(#60)を使って凹みの角を削って丸みをつける。
  5. サンドペーパー粗目(#60)を使って石の中心が、こんもり丸くなるように削る。
    中心は削り過ぎないように軽い力で、石を回しながら、端の部分は力を入れて、ぐりぐりネジを回すように削る。
    ここまでの作業が約1時間。
    サンドペーパー粗目(#60)はボロボロ。
  6. サンドペーパー細目(#240)を使って、石表面の細かい傷を削って整える。
    (#240)では形は変わらない。
    整える作業が約10分。
  7. 耐水ペーパー(#1000)を使って磨く。
    ペーパーを水につけて、のの字を描くようにして石を磨いて光沢を出す。
    水につけながら磨く作業を繰り返して、約10分
  8. 紐を通せば完成。
★石に色を付けたい時には、蛍光ペンを塗って布で色を伸ばしながら石に塗りこむ。 オススメの色は水色ピンクらしい。

1時間30分サンドペーパーで削り続けて、手が疲れた。

昔の人は、長い時間をかけて硬い石を削って磨いて、
労力使ってるな~
根気が有るな~
凄いな~

・・・よく見ると曲がり方が足りない。
もっと削りたい。

完成形を目指したらキリが無いかも。

勾玉作り完成

初めての『勾玉作り』体験でした。
削り続けるのは少し大変だったけど、楽しかった。
また作ってみたいな。


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